より這松が深く歩き難い。尾添尾根の長坂が一番の急下降だ。下り切ると小さな油池がある。この下りは足に堪える!天池手前の鞍部には遅いクロユリが咲いていた。急登を過ぎると天池がある。ニッコウキスゲが満開だ!右手に百四丈滝が見えている。少しの間木道を進んで楽をさしてくれるが美女坂に入ると一変する。深く歩き難い急下降に突入!疲れた足には堪え”集中”しなければならない!鞍部になってもアップダウンが続く。”やっと”の思いで奥長倉避難小屋に着くがスズメバチが多く直ぐに撤退!もうみんな疲労困憊だ!このままでは頼んでいるタクシーに間に合わない!アップダウンが続く、しかり場分岐までの長い事!分岐で”やっと”電話が繋がる。一安心も束の間。檜ノ新宮で”ばてて”しまう。両手指が痙攣を起こす!初めての経験だが熱中症の症状だ!水分補給とタブレットを口に入れると少し楽になる。先頭を代わってもらいラスト二時間半を乗り切らねば。ハライ谷林道から一里野温泉までが”すごく”長かったのだ。自動販売機でミネラルウオーターを一本飲み干すと”やっと”生気が戻ってきたが足の指は痛くてもう歩けそうも無かった!
自身、もうシルバーに突入の年まで毎年ハードな山行を続けて来られたのが不思議なくらいである。お盆の時期に、こんなルートは無謀であったが仲間のお蔭で完歩出来た事に感謝!感謝!である。