新緑の荒島岳縦走・下山~中出P 2022.5.21

新緑の荒島岳縦走・JR越前下山駅~中出登山口  2022年5月21日(土)曇り/雨

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん

コース:タイム 5/21 中出登山口8:50…JR下唯野駅10:19…10:37JR下山駅10:45…P857.12:00…1240m東陵尾根12:58

 小ナベ…大ナベ…14:30荒島岳14:40…シャクナゲ平15:30…中出登山口17:02・テント泊 22日・帰宅


前荒島の鞍部から振り返る
前荒島の鞍部から振り返る

 リフレッシュ工事で片側規制の多い北陸道を進み予定より早く中出駐車場に到着。準備の後、結構急な林道を下りて行く。集落を抜けると長閑な田園風景が広がる。その向こうに経ヶ岳が聳えている。急ピッチで工事が進む高速道路を潜ると暫くでJR下唯野駅がある。単線の無人駅だ。小さな待合室で時間をつぶす?定刻に電車が来るがボディーカラーが赤色に変わっている。以前はブルーだったと思うが?ディーゼルのワンマンカーに乗り込む。意外と観光客が多く登山者は少なそうだ。小さなトンネルを過ぎ4つ目の長いトンネルを抜けると下山駅に着く。珍しく単独の登山者が下車したが何処へ行ったのか?その後、会う事は無かった。下山の集落の端にある階段が登山口。少し分かり難いが

下唯野駅
下唯野駅

苦手な階段を、ゆっくり登り杉林を10分も進むと山毛欅林が広がっている。こんな低地から山毛欅が広がっているのに少しビックリ!もう三度目なのだが?P598から進路は北東に変わる。東陵尾根まで、ほぼ一直線だ。700m辺りまで細い尾根を緩やかに進む。ロープが現れると約600mの急登が始まる。足元は乾いているのでロープの手助けは要らないが一歩づつ慎重に進んで行く。岩小屋を過ぎるとP857。まだ先は長い。大岩や岩稜帯が多く注意が必要だ!少し分かり難いが大岩の上にミズナラが直立している?自然はすごい!樹林の間から上部が見えるが、まるで新潟の鉾ヶ岳の様だ?やっと1,150mピークに着く。何とタムシバが咲いている!ミツバツツジも赤い花を咲かせている。季節が一ヶ月程逆戻りした様だ?此処で”やっと”東陵尾根のピークが視界に入って来た!一投足で1230mピークに着く

縫ヶ原山が南アルプスの様だ
縫ヶ原山が南アルプスの様だ

此処で一本立てる。と、雨がぱらついて来た。風もきつそうなので合羽を羽織り”おにぎり”を胃袋に詰める。直ぐ上空を黒い雲が足早に通り過ぎて行く。この先ルンルン気分?かと思いきや結構、登りがきついのだ。1312mを過ぎると足元にカタクリやサンカヨウなど疲れを癒してくれる。左方向に見える縫ヶ原山が、まるで南アルプスの様に見えている。所々で雪渓が残っていて”ぬかるんで”いる所があるが刈払いがされていて歩き易い。小ナベ、大ナベを過ぎると”やっと”荒島岳が目に入って来る。一投足で誰もいない荒島岳頂上に到着。風を避けて一本立てる。少し寒いが”おにぎり”タイム

小荒島岳が見える
小荒島岳が見える

珈琲で温まり腰を上げる。雨が降るまでに下山したいので先を急ぐ。この先、佐開ルートの分岐まで滑り易く足元が悪いので注意が必要だ!一気にシャクナゲ平まで進む。途中3人の登山者と、すれ違ったが今の時間では少し遅いのではと思う。小荒島岳までは気持ちの良い山毛欅林を進んで行く。天候が悪いのでピークはパスする。この辺りトラバース道は小さなアップダウンと木の根が煩く歩き難い。そこを過ぎると急下降が待っている。濡れていると滑り易いが案外、乾いていて順調に足が進む。植生が杉林に変わると林道を三回ほど横切り登山口に出る。後は林道を”のんびり”進んで行く。頂上からノーストップで降りて来たので”かなり”疲れていた。登山口に到着後すぐにテント設営すると直後に雨が落ちて来た。テントに入れば此方の物?ビールでカンパ~イ!クールダウン突入。中々ハードな山行だったが、お互い満足の山行だった!もう荒島に来ることは無いだろう?少し寂しいが・・・