相模川左岸支尾根∼又平谷エリアバリエーション

相模川左岸支尾根~又平谷~木ノ下谷バリルート 2024年4月6日(土)晴れ/曇り

メンバー CL.エーちゃん N・Yさん N・Mさん

コース:タイム JR膳所駅7:35…石丸大明神前取付8:30…520m大津縦走路9:25…水車谷分岐10:05…水車谷10:20

 …又平谷取付10:30…11:32又平谷最上部大木12:05…又平谷右岸尾根410m…木ノ下谷…水車谷不動尊12:44…

 大津縦走路13:05…朝日ヶ丘登山口13:35…JR膳所駅14:00


石丸大明神の前から取付く
石丸大明神の前から取付く

 寒かった冬も終わり一気に春がやって来た。今回50回目の音羽山個人山行だ。スタートは何時も通りJR膳所駅。名神を潜ると正面に桜が咲き誇っている。御用池では鶯のさえずりが!じわっと汗も滲んでくる。今回は石丸大明神横から取付くとしょう。前回より一筋南の尾根だ。取り付きから暫くは所々に赤テープがある。比較的登り易く急登も無いが倒木はそこそこある。気温上昇中だが谷筋から吹く風は涼しく心地良い。約一時間で大津縦走路に飛び出した。其のまま真直ぐ下れば水車谷だ。今日は久し振りに縦走路を大津方向に下って行く。大きく割れた岩を過ぎ少し下った260m鞍部の谷筋を左へ進むと水車谷不動尊だ。谷筋の桜はもう満開で”ほんわか”な感じがする。此処で地元のおじさんに出合う。子供の頃は界隈を駆け回ったと言う話や谷奥の坑道跡はマンガンの試掘坑だった話などと此れから進む水車谷右股谷の名前が「又平谷」だと教えて頂いた。名前が分かりスッキリした気分で足を踏み入れる。

倒木で埋め尽くされている
倒木で埋め尽くされている

三度目の又平谷はどんな顔を見せてくれるのか?楽しみだ。沢に架けられている橋を二度渡り左岸を進む。傾斜は急になり細く崩れ易いので注意が必要だ。前方に朽ちかけた木道の桟橋がみえる。その手前から沢へ降りる。初めての時桟橋を歩いてみたが前回此処まで下って来て遡行する方が安全だと確信する。水量は少し多そうだ?沢床は細い倒木が埋めその上、岩がゴロゴロし滑り易く時間が掛かりそうだ。右側上部に桟橋を見ながら慎重に進んで行く。300m辺りで沢が二股になり此処から先は枯れ沢になっている。方向は右股へ。傾斜はさらに増して来る。340mの股は右股へ。大きく掘り込まれた谷底を進むと突き当りの様になっている。正面上部は東海自然歩道だ。その歩道に沿って谷は続いている。登る毎に歩道は近くなり直ぐ横にハイカーの姿が見える。歩道に突き当たる手前に大岩があり其の前をトラバースすると目印の大木(欅か?)の前に出た。三回連続の又平谷は嵌ってしまう!

岩稜部
岩稜部
朝日ヶ丘登山口近く
朝日ヶ丘登山口近く

かなりハードな急登だったので疲労困憊!それでもバリエーションは最高だ!腰を下ろすと”ほっこり”する。何時もと同じく”おにぎり”を胃袋に詰め珈琲を点てる。至福の時間である。下降は木ノ下谷左岸尾根を下り360mのマウンドから沢筋を直に下り木ノ下谷に着地。僅か30分程で谷の出合は目の前だ。一投足で二度目の水車谷不動尊。此処から最後の登り北東の支尾根に取り付くが結構キツイ!なだらかに進むと大津からの縦走路に出る。朝、水車谷へ下った鞍部から北の尾根を下ると古い林道に突き当る。後は道なりで朝日ヶ丘登山口までは直ぐである。今回三度目の又平谷だったが新しい発見もあり木ノ下谷エリアは未だまだ楽しませてくれそうだ。音羽山のバリエーションは最高に面白い!