釣瓶岳東尾根~コヤマノ岳南尾根  2022.6.18

釣瓶岳東尾直登~武奈ヶ岳~コヤマノ岳南尾根 2022年6月18日(土)曇天

メンバー  CL.エーちゃん S・Tさん M・Mさん K・Tさん M・Mさん

コース:タイム 黒谷バス停7:55…イン谷分岐8:25…尾根取付き8:45…680m.9:25…ナガオ尾根10:36…釣瓶岳

       10:53…細川越11:16…11:45武奈ヶ岳直下12:15…コヤマノ岳12:37…上林新道四辻13:05…金糞峠13:40…青ガレ

       14:15…15:00イン谷口15:25ーJR比良駅・解散


黒谷バス停
黒谷バス停

 今年初めて蒸し暑く寝苦しい夜だった。嫌~な梅雨の季節がやって来たのを実感する。何時もより早く5時前に目覚める。もう外は明るい。しかし、何時もなら見える比叡山が見えない。今回の目的は3月のルートで倒木地帯で難儀した所を避け最短ルートを探査する事だ。JR高島駅からバスに乗る。空は”どんより”しているが車窓から何とか武奈ヶ岳が見えた。黒谷でバスを下車し集落を進む。道路脇にはアジサイや赤い花が咲いている。林道を進むと新しい林道造成工事をしている。分岐を右に進むとシロタ谷分岐。さらに奥の橋で少し早いが一本立てる。もう汗が噴き出してくる!塩分補給だ!気温は高くないが風が無く湿気が纏わりつき蒸し暑い。この先林道は荒れていて徒歩でしか進む事は出来ない。次の沢を渡る手前で取付く。前方に見える沢を支沢と間違え進んでしまう。

東尾根を進む
東尾根を進む

古い堰堤を過ぎ、さらにその奥の堰堤あたりでちょっと変だと気付き地図で確認。南方向に進路を変更。広尾根をトラバース気味に登って行く。500m辺りで東に見える細尾根に取り付く予定だったが古道が現れラッキーと思った。しかし倒木や灌木が邪魔をしていて荒れている。暑さとの戦いだ?650m地点でP575からの尾根と合流する。倒木地帯をスルー出来るので時間も短縮できる。400m程の急登を喘ぎながら進むと低い疎林のナガオ尾根に飛び出す。前回は雪景色だったが今回は木々の葉が生い茂り”こんもり”とした森の様相だ。周りはガスに覆われ残念ながら景色を見る事は出来ない。もう皆、疲労困憊だが水分補給すると少し体力が回復した様だ?さあ武奈を目指そう。一投足で釣瓶岳に着く。

タニウツギ
タニウツギ
ガスに煙る武奈ヶ岳
ガスに煙る武奈ヶ岳

少しの急下降の後、小さなアップダウンで細川越だ。いつも不思議に思うが西側はどうなっているのか?この先、武奈ヶ岳まで灌木が邪魔をし歩き難い。灌木帯を過ぎるとガスに煙る頂上が見えた。風を避け手前で珈琲タイム。結構、登山者は多そうだ。”おにぎり”を胃袋に入れ珈琲を飲むと前半の”しんどさ”が一気に吹き飛んでいく。少し冷えて来たので腰を上げるとしょう。先ほどまで見えていた頂上は見えなくなっている。コヤマノ分岐まではザレが多く注意しないといけない。分岐から一歩足を踏み入れると幻想的な風景が待っている。晴れているときも良いがガスに覆われ墨絵の様な山毛欅林も素晴らしい!コヤマノ岳を過ぎ少し下降すると分岐点。こんな天気の日は間違いやすいのでコンパスで確

千手観音の様な山毛欅
千手観音の様な山毛欅
奥の深谷の小橋を渡る
奥の深谷の小橋を渡る

認しょう。コヤマノ岳南尾根は静かで歩き易いので好きである。一気に鞍部まで下る。此処は上林新道四辻。今回は左の谷筋を下り金糞峠へ向かう。少し進むと左手に大きな屏風の様な岩が立っている。登れるのかと思っているとSTさんが簡単に登りポーズを取る。皆で写真に収めた。薄暗い樹林を進むと程なく小橋を渡る。振り返ると芦生杉の根元に青いザックの様なものが置いてある。何で?心配になり確認するとブルーシートが畳んで包んであった。安心して金糞へ向かう。金糞峠で一本立てていると関東から滋賀県に来たという若者に会った。比良は初めてだそうでレディース達は色々話をしていた。若者は先に降り私達はゆっくり下山する。青ガレを過ぎるまでは慎重に進まないといけない。途中に一輪だけササユリが花を咲かせていた。青ガレを過ぎてもイン谷まではザレ場も多く注意して進もう。いい天気ではなかったが満足した山行だった!同行の仲間に感謝です!ありがとう!!